旬の食材を使った和の献立と、小さな器や道具の工夫で、季節を暮らしに取り入れる。
そんな心地よい日々のアイデアを、春夏秋冬のレシピとともにご紹介します。
四季折々の和のレシピ
春
桜がほころぶ頃、世田谷のキッチンに並ぶのは菜の花のおひたしと鰆の西京焼きです。
菜の花はさっと茹でて辛子醤油で。
ほんのり苦味が、冬から目覚めた体に春のエネルギーをくれます。
鰆は白味噌とみりんを一晩染み込ませ、弱火でじっくり。
照りが出たら器に盛り、木の芽を添えて香りも春色に。
夏
夏は火を使いすぎず、涼を呼ぶ献立が主役。
冷やし茶碗蒸しは出汁を濃いめに取り、三つ葉と海老を沈めて冷蔵庫へ。
固まったら器ごと氷水に浮かべて供すと、見た目も温度もひんやり。
もう一品は茗荷と大葉を刻んだ梅しそ素麺。
香味野菜の爽やかさが、蒸し暑さを一気に吹き飛ばしてくれます。
秋
秋刀魚の塩焼きが食卓の主役になる頃。
表面をカリッと焼き、すだちを搾って脂の甘さを引き立てます。
副菜は栗ご飯。
新米に茹で栗を混ぜ、塩と酒だけで炊き上げれば秋の香りが鍋いっぱいに。
仕上げに黒胡麻を散らすと味も見た目も引き締まります。
冬
寒い夜は根菜の粕汁で体を芯から温めます。
大根、人参、ごぼうを出汁で煮込み、酒粕と白味噌でコクをプラス。
仕上げに刻み葱と七味をひと振り。
甘みが増した蕪の風味も冬だけのごちそうです。
デザート代わりに、黒糖と生姜で煮た金時豆を小鉢に。
食卓を彩る和の小物
和食器
季節の色を受け止める器は、料理と同じくらい大切です。
春は淡い青磁、夏は涼しげなガラス。
秋は朱や飴色の陶器、冬は白釉や黒釉の力強さが映えます。
お箸・箸置き
お箸は手に触れるカトラリー。
木地の滑らかさや長さを自分の手に合わせると、所作がぐっと美しく。
箸置きは季節のモチーフを遊び心で取り入れると会話が弾みます。
小さくても、季節感をピンポイントで届けてくれる名脇役です。
小物を長く手入れするコツ
・器は料理が冷めてからぬるま湯で手洗いし、すぐ布で拭き上げる。
水分が残るとシミやひびの原因になります。
・木箸は週に一度、亜麻仁油を薄く塗り込んで乾かす。
艶が戻り、ささくれ防止になります。
・ガラス器は重ねず立てて収納。
紙を一枚挟むだけで擦れ傷を防げます。
・季節外の小物は和紙や布で包み、湿度の安定した場所へ。
乾燥剤を一緒に入れておくと変色を抑えられます。
大切なものには、手をかける時間を
器や住まいと同じように、長く付き合ってきたものには、自然と愛着がわいてくるもの。
それがたとえ「車」であっても、私たちはどこかで「暮らしの一部」として大切にしています。
たとえば、ポルシェのような特別な愛車。
日々の手入れに心を配ってきたからこそ、手放すときも「きちんと送り出したい」と思えるのではないでしょうか。
大切なものを手放すときも、準備が肝心です。
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